「あのこと このこと」

私の家の近くある横断歩道に、このごろ「分離式信号機」が設置されました。
事故が多かったこの場所、歩行者の安全を優先してくださった ありがたい信号です。
ですが、私の場合、あのボタンがなかなか押せないでいます。私一人の横断のために・・・・・・。でも勇気を出して押します。
ちょっとの間をおいてから、『信号が青になりました』と、すてきな声の音声がきこえます。
ふとみるともう車が十台ならんでいるのです。とにかくいそいで(いそぐ必要はないと言われます)歩道を渡ります。
そこで目に入る光景は、またしっかりと並んでしまっている車、車、車です。
さっき三台だったのに-----と思いながら「すみません、すみません。スミマセンネェ」と口の中で言って頭をさげさて道をゆきます。
当然の権利なんでしょうが、そう思いきれない私がいるのです。
友だちに話すと「私もよ」という人と、「いいんだよ。馬鹿みたい!」という人と二通りあります。
どちらもほんとの心でしょうが、何かわりきれないのです。
マナーを守ってこその”車社会”。お互いにやさしさをもちたいものです。
そういえば、この頃の車のライト、まるでおこっているように、目をつりあげているではありませんか。昔のようにまんまる目玉だっていいのに-----。
ふっとそんなことを思ってしまう私がいます。
posted by sora  2007.09.02    

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